便座上の独白

トイレの中で考えてたことを書きます

行き場のない覚悟はどこへ行く

自分の部屋の引っ越しはなくなった

元々は委員会の人がお膳立てした階層に移動するはずが、そこに部屋を立てる人が現れてしまい、それによって引っ越しは中止

これまで通りの生活、つまり移住希望部屋を拒絶して暮らしていかなければいけない

完全に引っ越すつもりだっただけにこの決定、というか事の顛末には驚きだった

正直こんなどうでもいい争いはごめんだ

しかし引っ越す勇気はない

ダメダメ人間だ

 

あと3時間で来季の部屋が確定する

部屋に3人の男がやってきた

ひとりは見覚えがある。寮の祭の時に同じグループになった2年目の人だ

どうやら自分を誘いに来たのだという

「でも、学校の出席がやばくて.....」

違う

そうじゃないだろ

お前の本当の心は

彼らは帰っていった

心にもやが残る

この前もサークルをやめるか悩んでいた時友人に

「進むも退くも、覚悟が必要」

と言われたのを思い出した

今いる状況を選ぶのは逃げではない

そのまま進み続ける覚悟が必要なのだ

その選択に責任を持つためにも、今の自分の現状を鑑みて悔いのない選択をするのだ

考えろ

たしかに出席はやばい

だが学校を優先してももちろんいいといっていた

サークルとの両立もできるだろう

そんなにキツい先輩もいないといっていた

俺も北海道を満喫したい

でも

ここで岡本太郎の言葉を思い出した

「マイナスに飛び込め」

複数部屋で寮生活を満喫したい!

 

もう一度話を聞くことにして、偶然そこに居合わせていた先輩を通して連絡してもらった

数分後やってきた

「もう一度お話を聞いてもよろしいですか」

彼は快諾してくれた

話を聞いて決意した

「俺、引っ越したいです」

彼が言うには部屋に入れる人数は残り1人で

もう一人は、もしも今いる部屋が消滅したらやってくるのだという

部屋が消滅するかどうかは数分後決まる

先輩はとりあえずそれを観に行くのだという

自分は自室で待機することにした

 

10分後

やってこない

 

そして15分経過したのち、先輩はやってきた

どうやら例の人の部屋は消滅して枠は埋まってしまったのだという

しかし今4年目の人が移動を迷っていて、その人が移動を決めたら枠が余るという

おそらく直前まで決まらないだろうから部屋決め会場まで来てくれと言われた

彼についていき、部屋決めの会場である共用スペースについた

人があふれかえっていて、やっぱりここに移るだの俺はここに居座るぞだの言っている

その中でも特に人が集まっているところの中心で件の先輩は悩んでいた

外野が移れ移るなと騒ぎ立てている

俺は特に知り合いがいるわけではないので2年目の先輩の後ろをただついて歩いた

ふいに話しかけられた

またも祭の際に知り合った先輩だった

どうやら事故対策委員会のお誘いだった

たしかにそういった集まりに参加してみたいという欲はあるにはある

しかし委員会という容易に出席を拒否できる集まりでは逃げてしまう気がしたし

事故対策委員会とは飲み会の主催団体である

俺は酒が弱いしそんなに付き合いのあるわけでもない人の介抱をやる勇気はない

もうしわけないが断った

部屋確定まで残り1分

まだ例の先輩は悩んでいる

もはやパフォーマンスだ

のこり30秒

先輩が動き出した。目指すは部屋員の名簿だ

先輩はペンを求めた。すかさず差し出す

のこり10秒

 

0時を回った

 

 

結局先輩は部屋を移動しなかった

つまり自分の引っ越しは取りやめとなった

誘ってくれた先輩は少しバツの悪そうな顔をしていた

まぁ次があったら誘ってください

2年目以降から複数人部屋に行く人はほとんどいないらしい

誘われることもほぼ無いと聞いたことがある

自分の部屋に戻り、リビングで地球防衛軍をやってる先輩に報告する

いつもより大きい鼓動はまだ戻らない

「麻雀しましょう」

先輩たちは地球防衛軍に夢中だ

 

僕はひとり、VIP対戦を開始することにした